
昨日書いた、私の考えるボイストレーニングのとらえ方。
その中で何度か出てきた、「会話の声」「歌声」。
同じ声なのにトレーニング方法が違うの? なんで?
これから記事を更新していく上で、根っこの部分になるので、分けてご紹介しようと思います。
会話の声
本日は、会話の声。
普段の会話声。あまり意識して会話をしている人、また相手の声を聞いている人はいないんじゃないかと思います。
しかし! 少し考えてみてください、あなたの身近に、同じような会話をしているのに、なんかやたらと説得力のある人、さわやかに感じる人、エネルギッシュに感じる人など、パッと思い浮かぶ人はいませんか?
また、逆にいつもけだるそうな人、だらしなく感じる人、おどおどしてて説得力のない人……こんな人もいませんか?
これ、会話の声の出し方ひとつでかなり変わります!
印象
人の第一印象の話をします。
大事な面接、プレゼン、飛び込み営業、その他色々……私たちにはいろんな第一印象が待ち受けています。
あなたがこういった場面にこれから向かうとき、何を考え、どんな準備をしていますか?
大体の練習が、話す内容を紙に書いて……暗記して……かまないように声に出して……
これ、実は違うんです。
人の印象を決めるのは話の内容ではありません。
ほとんどの場合、見た目と声のトーンとか大きさで決まるといわれています。
93%が視覚、聴覚、話しの内容は7%ってやつです。
これがどこまで本当かわかりませんが、自分に置き換えてみると、確かに初めてお会いして……少し話して……さよならー、ってしますと、内容なんてあんまり覚えていません。
覚えているのは「ハキハキした元気な人だったなー」とか「もっさりして暗い人だったなー」とか、そんなところです。
すこしくどくど書いてしまいましたが、何が言いたいかというと、「会話の声」を鍛えることにより、日常生活を送るうえでのコミュニケーションがかなり有利になるということです!
相手に与える印象がマイナスのイメージで得することはあんまりないですよね。
せっかく良い内容で話しをしても相手に伝わらなかったら悲しいですよね。
だからこそ! 日常会話からよそいきのボイス(笑)まで、会話の声を鍛える必要があるということです!
そしてこの会話の声の鍛え方は歌声の鍛え方とは別物!
普段からミュージカルのような話方をしたい方は良いですが、なかなかレアな人種ですよね……。
具体的なトレーニング方法などはまた後日に!