
歌を歌う際に絶対に出てくるのが音程。
さて、あなたはこの歌うときの音程、どのようにとらえて声を出していますか?
本日はその音程のとらえ方についてお話します^^
同じ「ミ♪」という音でも、聞こえ方はその「ミ」を発声するときのとらえ方で変わってきます!
そしてあなたの発声もその音のとらえ方で格段に変わります!
どういうことか?
やってみましょう!
あなたは、「ミ」という音を発声するとします。
わかりやすいのは、実際音を出して発声してみると良いです。アプリでも何でもいいので、「ミ~~~♪」と音を出せるものを用意してください!(なければイメージで
いきましょうね!)
あ、さっきから「ミ」という音程を出していますが、これ何でもいいです。声が出しやすい音を出してみてください。
……
さ、音を出す準備はできましたか?
では、「ミ~~♪」と弾きます~~。
その「ミ~~♪」と同じ音程を声で出してみましょう。
「ま」という声で行きましょう!
では、「ミ」の音程で、せーの!
「ま~~~~~~~」
ではここで、最初の質問!
あなたは今のミの音のどこをとらえて声を出しましたか?
……
すみません、意地悪な質問でしたね。
正直音をとらえる、というのは私の造語の可能性もあるので、わからなくて当然です。
訳がわからないよ( ゚Д゚)! と思った方、すみませんでした^^;
と、いうのは、同じ「ミ」の音でも、その音を
「下からとらえるのか」
「まっすぐ真ん中でとらえるのか」
「上からとらえるのか」
この3つで聞こえてくる音、発声時の声帯周りの筋肉等、ガラッと変わってきます。
おそらく、こんな話は初めて聞いたよ! っていう方はとってもわかりづらい分野だと思います。
この話は文字だと特にわかりづらいかもしれません。
ハッキリ言ってイメージの話です。
音程としては、下からとらえようが、上からとらえようが、「ミ」は「ミ」です。
なので、実際やってみましょう、そのほうが分かるはず!
もう一度「ミ」を出してみましょう。
大体の方が自分が出しやすい音程の「ミ」であれば、
→♪
こう無意識的にまっすぐでとらえている方が多いと思います。
では、今度は「1オクターブ上のミ」を出しましょう。
1オクターブ上は出ないよって方は、自分が出せる高い音で良いです。
さぁ、どうぞ!
♪
↗
こう、下からとらえていませんか?
意識しないと、大体こうなっちゃいます。そして、こうなると、ほとんどが喉に力は入り、いわゆる喉が絞まった状態になります。
(下の奥が上に上がり、喉ぼとけも上へ、結果咽頭共鳴腔を狭くしてしまい気流が流れず、力が入ってしまう状態です。)
こうなると高音はきついです。喉の負担もマックスです。
なので、
↘
♪
こうしましょう!
音は上からとらえる。
こうすることにより、喉の状態は結果、楽な状態になり、喉の奥も広く開いた状態で使えるため、高音がキレイに楽に出せます。
ちょっとやってみましょう!
さっきの「ミ」
楽な音からで良いです、音を上からとるイメージです! せーの!
「ま~~~~~♪」
どうでしょう? わかりますか?
続いてさっき下からとらえてしまった(おそらくですよ)高い音!
高い音程、楽に出せるんだよ~、とイメージしましょう。
上からとらえるイメージで、
「ま~~~~~~~♪」
……
どうでしょう、違いはわかったでしょうか?
この上からとらえるということのイメージがつかめると、
まず全体的に音がきれいになります。
そして、高音の発声が比較的楽に出せるようになります。
後は歌でも同じように、上からとらえてゆけばOKです!
ぜひやってみてください!
補足
今回のこの上から音をとらえよう、というのは正直わかりづらいと思います。
私自身、この文章を読んで、「わかりずらいなぁ、もっとわかりやすくできないかな……うーん、文章能力がほしい;つД`)」
となりました。
正直、実際の声を聴いていただければすぐにわかると思うのですが、文章だとイメージの世界は本当に難しいです。
今後もこういうわかりづらい分野が出てくると思います。なんとかうまい方法を考えていきますので、お許しくださいm(__)m
補足2
歌にはいろんなジャンルがあります。
そのジャンルによっては、音を下からとらえたほうが効果的な声が出る、というジャンルもあるのは確かです。
なので、今回の音を上から、というのは、すべてのジャンルの答えではないです。
ただ、上からとらえることによって、のどに負担がかかりづらく、楽に強い発声ができることも事実です。
使用用途によって使い分けられれば最適だと思います。
私は、あなたの今後の長いソングライフを送るために、上からとらえる発声をおすすめします^^