
スピーチや挨拶、プレゼンなど、人前で話をする、という事が苦手でボイトレに来られる方もたくさんいらっしゃいます。
本日は、そんな時に役立つ、「話の効果的な伝え方」についてご紹介。
実践すれば、すぐにでも話し上手になれるかもしれません^^
言葉を強調する
スピーチや挨拶といっても、色々な分野があります。
大きく分けて、「台本を用意できるもの」と「出来ないもの」
一人で話をするスピーチやプレゼンなら事前に台本が用意できますが、営業など相手の反応が直接かえってくるものは事前に台本の用意が出来ません。
本日は、「台本が用意できるもの」についてお話します。(ただ台本が用意できないものも基本は一緒です)
さて、言葉の強調についてです。
文章は何でも良いのですが、例えば
「10月10日に産業会館で秋祭りフェアを開催します」
こんな文章を読むとします。
あなたが一番伝えたい部分はどこでしょう?
日にちが伝えたいですか? 場所でしょうか? フェアの名前でしょうか?
当然答えはありません。あなたの伝えたい部分で結構です。
その部分を強調して読んでみましょう!
……
出来ましたか?
では、どのように強調したでしょうか?
実は強調の仕方は1つではないんです。
ざっとあげると、
・強弱
・高低
・間
・テンポ
こんな感じです。
そしてこの組み合わせも可能で、強弱+高低などを使って、さらに効果的に強調することも出来ます。
やってみましょう!
では練習として、「10月10日に産業会館で秋祭りフェアを開催します」の「秋祭りフェア」を強調してみましょう。
まず、強弱でやってみましょうか!
「10月10日に産業会館で秋祭りフェアを開催します」
次に高低です!
「10月10日に産業会館で↑秋祭りフェアを開催します」
文字だとめちゃくちゃ分かりずらいですねこれ……^^;
間です!
「10月10日に産業会館で 秋祭りフェアを開催します」
最後、テンポ……は文字でどう表わしたらいいのか分からないですね。つまり、秋祭りフェアだけ早くしたり遅くしたりするという事です。
……
出来ましたでしょうか?
ついでに複合もやってみましょう!
強弱+高低
「10月10日に産業会館で↑秋祭りフェアを開催します」
間+高低
「10月10日に産業会館で ↑秋祭りフェアを開催します」
……
と、こんな感じです。
細かくやったので、難しそうに感じられたかと思いますが、実は私たちは日常生活で同じことを無意識的にやっているんです。
例えば友達と遊んでいるとき、同じテンポ、同じ間、同じ大きさ、同じトーン(高さ)で会話を続けるということは無いですよね?
ずっと同じだとロボットのようになってしまいますね^^;
つまり、日常から私たちはしっかり強調をしながら話をしているんです。
ただ、何かを「読む」という行為をする時にそれを忘れ、ただ「読んでしまう」
なので結果内容が伝わらないということが起きるのです。
本日は技術として強調の話をしました。
迷った時は日常生活でこの文章を話すとしたら、どのように強調するかな? と考えてみるのもいいかもしれませんね^^
今日は話し方のお話でした^^