
昨日の記事でビブラートについてお話しました。
ビブラートは勝手にかかるのか? それともかけるのか?
私の場合
ビブラートはかけます! かける派です!
なので、今日はそのビブラートのかけ方をご紹介! トレーニング方法もお伝えします!
ビブラートのイメージ
さぁ! さっそく行きましょう!
昨日ざっくりとビブラートの種類のお話をしました。
・喉でかけるといわれている細かいビブラート(ちりめんビブとかって呼ばれます)
・音の高低で揺らすビブラート
・強弱で揺らすビブラート
この3つですね。
よく、喉でかけるビブラートはだめだ!
横隔膜でかけるビブラートがいいんだ!
とか言われているのを聞きますが、
……
ぶっちゃけ好みです^^
一応、1秒間に6回揺らすくらいがキレイに聞こえる、とかありますが、
好みって人によってちがいますよね。
その曲に合う合わないもあります。
波が細かく早いちりめんビブラートがかっこいいって思う人も当然いらっしゃいますし、
波が大きく速度の遅いゆれが好きな方もいらっしゃるでしょう。
なので!
大切なことはあなたの好きなビブラートをイメージすること!
どんなビブラートがかけたいですか?
「アーティストの○○さんみたいなビブラートをかけたい!」
はい、そんなイメージで良いんです! それに向かってトレーニングしましょう!
ビブラートのかけ方、トレーニング方法
さぁ、一番大事なところですね!
かけ方も当然1つではないですが、今日はわかりやすいかけ方をご紹介します。
①音の上下(高低)で揺らす
まず、音程は何でもいいです、「あ~~~~~~」と声を出してみましょう。
「あ~~~~~~~~~~~~~」
はい、OK!
では、ゆっくりでいいので、途中で半音くらい上にあげて、戻してを繰り返してみましょう。
例えば「ファ」の音で「あ~~~~~~」と言っているとしますね。
そうすると「ファ~~~~~~~~~」ですが、
これを「ファ~~ファ#~ファ~ファ#~ファ~」と音程を上げて戻してを繰り返します。
わかりにくければ、音程は気にしなくていいです、
「あ~~⤴あ~⤵あ~⤴あ~⤵あ~⤴あ~」
と音程で揺らしてみてください。
最初はビブラートと呼べないくらいゆっくりでしかできないと思います。
ただ、練習して、この波を早くすれば、これは立派なビブラートになります。
②強弱で揺らす
これは音の強弱で音の揺れを作るものです。
早速やってみましょう!
さっきと同じように「あ~~~~~~~」と声を出してください。
基本は同じですね。
で、揺らし方です。
まずは短音で「あ」と何回か言ってみましょう!
「あ」「あ」「あ」「あ」「あ」「あ」「あ」
OK!
ではそれを、「あ~~~~~~」というロングトーンのなかに入れていきましょう。
「あ~~~あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ」(赤い文字の「あ」は強く言ってくださいね)
はい、これがもうビブラートです。
これも最初はゆっくりしかできなかったり、安定しなかったりすると思います。
トレーニングして、自分の理想のビブに近づけていってみてください。
まとめ
①、②がビブラートのやり方になります。
あとは、このやり方をベースに、揺らす波を大きくしたり、小さくしたり、波のテンポを速くしたり遅くしたりして自分の理想のビブラートにしていくということです。
トレーニング方法としては、声を出して、揺らす、ということに慣れていただくことが大事なので、歌を口ずさみながら練習してもいいですし、お風呂に入りながら「あ~~~」と揺らす練習をしてもいいです。
以前このかけ方をお伝えした生徒さんは、接客のアルバイト中に「いらっしゃいませ~ぇえぇえぇえ」という練習をしていたとか。(しっかり店長に怒られたようなのでよいこは真似しないように)
とにかく声を揺らすということに慣れてしまうこと! そして自在にコントロールできるようにすること! これが大事です。
以上がビブラートのかけ方になります。
ぜひマスターして気持ちよくビブラートをかけてみてください! 表現の幅が広がって歌うことがもっと楽しくなりますよ!