
今日はなんか声がうまく響かないな~
高音発声時に今日はうまく抜けてくれないな~
など、その日によってコンディションが悪い、ということはよくある話。
今日はそんな時、何がおこっていてどうしたらよいか、そんなお話をしたいと思います。
発声がうまくいかない、声のコンディションが悪い!
原因はいろいろです。
あなたの声を聴くことができないので、代表的なやつをご紹介しますね^^
①声帯の問題
声の使い過ぎや、環境の悪いところでの発声、風邪など、声帯自体にむくみや腫れがあり、うまく閉鎖ができないような状態です。
この状態はとにかく無理は禁物です。
無理をして痛めつければ強くなる! というものではありません。
無理をすればするほどダメージがたまり、それが原因でポリープや結節等ができてしまう可能性もあります。
【対処法】
この状態の時は、とにかく水分をとって、声を出さない、声帯を振動させないということが回復の早道です!
どうしても声を使わなければいけないときは、決して無理に出さず、しっかり水分を取りながら最小限で抑えてください^^
②発声の仕方
息の抜き方、共鳴などの話です。
例えば高音発声
しっかり喉は開いていますか? 息は上に流れて行っていますか?
こういうお話です。
結構、ボイストレーニングをやって感覚で発声を覚えると、自分で声を出したとき、
「あれ? この間と違うぞ?」
そして、頑張って出そうとして、過剰な力みが生まれてしまったり、知らないうちに喉がしまってしまっていたり、息が流れず止まってしまっていたり……。
こういうことが良くあります。
【対処法】
1つずつ確認してみましょう。そして1つずつやっていきましょう。
例えばこういう確認の仕方があります
息をしっかり流すため、腹式呼吸で深呼吸しましょう~。
す~~~は~~~
そして、その息を鼻腔の方へ流してみましょう~~
は~~~~~
次にその息に音を乗せましょう~
「は~~~~~♪」
OK!
今の状態がリラックスした呼吸に声が乗った状態です。
もう少しやってみましょうか
今度はそのはく息にリップロールを乗せてみましょう!(リップロールってなんじゃい、って方はこちらへ)
プルルルルルル
OK! とても良いですよ!
じゃあ、あとはその体や息の使い方のまま、声にしてみましょう!
どうぞー!
と、いう具合に、今の状態を解いていきましょう。
1個ずつ確認し、自分の声を良い状態に導いてあげましょう。
③メンタルの問題
これに関してはですね、次回の記事で書こうと思います!
なぜかというと、とっても大事であり、伝えたいことが多いのです、長くなってしまいそうなのです^^;
今日は声のコンディションについてお話しました。
その場でなんとかなる状態、正直その場で対処しきれない状態など、原因はさまざまです。
どんなプロでも、毎日100%のコンディションでいられる人はいないと思います。
重要なのは、自分の今のコンディションが悪い原因を突き止められて、正しい対処ができることです。
調子の悪い時こそ、自分の声に耳を傾けてみてくださいね^^