
私音痴で歌が全く歌えないんです……
初めてお会いした時にそういわれる方、結構いらっしゃいます。
でも、実際レッスンを始めたところ、音程の違いも分かるし、テンポもそこまで外れていない。
実は本当に音痴で歌を歌うための感覚が全くない、という人はかなり稀なんです。
自分は音痴だと思っている人は、思い込みによるスパイラルにはまっているだけかもしれませんよ?
音痴って?
一般的に音痴というのは、歌を歌うための感覚が鈍く、うまく歌うことができないことを言いますね。
この記事でもそれでいきましょう。
で、歌を歌うための感覚。
歌がうまく聞こえるためには、
①しっかりとした声が出る
②音程に合った声が出せる
③リズムに合った声が出せる
この3つです。
逆に言えば、この3つがうまくできないと、「音痴」という表現を使うわけです。
で、冒頭に書いた、本当に音痴の人は稀、というのはですね、
私の経験上ほとんどの人が……
使い方をしらないだけ
これなんです。
①声がしっかり出るか。
歌声は、話し声とは違います。
子供のころから歌うことが苦手、と思っていたり、何かの拍子に歌うことをやめてしまったりしている人は、
日常生活の中で、この歌声を出すことをしません。
今の時代、ほとんどの曲が、普段の話し声より高い音程です。
その音程の声を出してこなかったのですから、当然その声は急には出ません。
しかし、トレーニングすれば出すことはできます。
そして、この①は、「②音程にあった声が出せるか」に関わってきます。
②音程
軽く音程チェックをしてみましょう。
できれば2人いて、片方が鍵盤を叩ければベストです。
1人の方は自分でやってください。
アプリでも何でもいいので、ピアノの鍵盤を用意してください。
で、どの音でもいいです、鍵盤を弾いてみてください。
「♪~~~」
はい、今の音覚えてくださいね。
それじゃあ、次に違う鍵盤を弾いてみてください
「♪~~~~」
ここで問題。
2回目の音は、1回目の音より高いですか? 低いですか?
……
わかりましたか?
わかったのなら、あなたは音程をとることができます。
間違ってしまった人も大丈夫、音程というものに耳を傾けて鍛えていけば音程をとることができるようになるはずです。
テストとしては、1回目に弾いた音の隣の鍵盤を2回目に弾いて高いか低いかわかるようなら、ばっちりです。
自身をもって練習していきましょう!
では、ここまでわかったところで……続きはまた明日!
すみません、全部書くと結構なボリュームになりそうなので、分割させていただきます^^;
次回は、②の音程を掘り下げ、③のリズムの話を紹介します。
楽しみにしていてくださいね^^