
昨日に引き続き、本日も声質のお話です。
昨日の内容をざっくりまとめると
・人には声質というものがある
・声質があるから同じ音を出しても、人によって高く聞こえたり低く聞こえたりする
・だからこそ、曲によってはなんかしっくりこなかったり、合わない感じがしたりする
・この声質はあなたの最大の個性! 磨けば最大の武器になる!
詳しくは昨日の記事を読んでいただけると嬉しいです^^
で、今日は昨日の話をもう少し深くした、声質から考える曲選びのお話をしたいと思います。
声質と曲
はい、もうズバっと聞いちゃいます!
あなたの声質にあった曲は何ですか?
わかりますか?
実は結構自分ではわからないものなんです。
私の話で恐縮ですが、私は昔、ガンガンのロックが好きでした!
あ、今でも大好きですよ^^
そしてそのころはロックばっかり歌ってました。
ある日、ひょんなことからバラードを歌うことがあり、
「バラードか~、あまり好きじゃないな~(´Д`)」
なんて思いながら歌ったところ、
「あれ? ロックよりバラードの方がいいじゃん。バラード、声に合ってるよ、もっとバラード歌いなよ」
なんて言われ、自分としては複雑な気持ちになったことがあります。
つまり、何が言いたいかというと、自分の評価は自分ではやりずらいということです。
声というのは、自分の聞いている声と人の聞いている声は違うのです。
また、自分で自分の評価をする場合、色々感情が入ってしまいますしね^^;
声質を分析する
自分が声を出しているときに聞こえている声は骨伝導音、つまり人が聞いている声と違います。
なので、自分の声がどういう聞こえ方をしているかは、録音しないとわかりません。
これから少し分析をしていただこうと思います。
録音の準備はいいですか?
では、何でもいいので、歌ってみましょう。
その声を録音してみてください。
あ、もし、もう歌ったデータがあればそれでもいいです。
さて、ここからが難しいところですよ?
なるべく今から流れる声は他人のものだと思って聞いてください。
難しいとは思いますが、それが分析をするコツです^^
では、流してみてください。
今流れている声のイメージはどうでしょう?
重い声ですか? 軽い声ですか? 硬い声でしょうか? やわらかい声でしょうか?
さらにイメージを深くします。
その声は、明るい声ですか? しっとりとした声でしょうか?
さらに、さらに深く聴いてみてください
その声は聴いている人にどんな印象を与えるでしょうか?
元気にさせる? しんみりさせる? テンションが上がる? その他もろもろ……
……
はい! OKです!
どうでしたか?
ここまでしっかり聴いてみると意外な発見があったりしませんか?
当然歌う曲やジャンルによって声の雰囲気は異なります。
しかし、声の根本の部分は変わりません。
そして、分析できたなら、その声質を最大限に生かせる曲はどんな曲か考えてみてください。
そして、その曲を歌って録音してみましょう!
これが、声質から考える選曲です。
当然選曲の仕方はこれがすべてではありません。
ただ、やってみると結構面白いですよ^^
新しい自分が発見できるかもしれません^^
まとめと注意
昨日今日と、声質についてお話しました。
ここで注意点!
昨日今日とお話してきたのは「声質によって、ビタッとはまる曲もあれば、あれ?なんかこの曲合わないぞ?っていうものもありますよ」っていうことです。
勘違い呼ぶような表現であれば申し訳ないのですが、「声質によっては絶対的に合わなくて歌えないような曲がある」ということでは絶対にないです!
というか、苦手分野は誰しもあるんです。その苦手分野を克服するトレーニングも当然あります。
なので、いろんなトレーニングを積まれた方はなにを歌っても上手く聞こえたりします。
あくまで、「あなたの声質を知って、得意分野を知ろう!」という話なので、ネガティブな意味ではないということを注意点としてお伝えしますね^^
声質というのはとても面白い分野です。
ぜひ、自分の声を知り、色んな曲にチャレンジしてみてください!
面白いですよ^^