
皆さんこんばんは^^
早速ですが……あなたは、歌っているとき、どんな表情をして歌っていますか?
テレビやライブで歌っているミュージシャンの方をいろんな表情で歌っていますよね?
あれ、演出の意味もあるんですが、発声の観点から言ってもとっても意味があるんです!
今日はそんな「表情」のお話^^
表情筋
人が笑ったり、落ち込んだり、怒ったりしたとき、顔が変わると思います。
その顔を動かしているのは、「筋肉」です。
細かく言うといろんな筋肉の名称があるのですが、顔の筋肉を総称して、「表情筋」と呼びます。
そして、この表情筋を動かすことで、以前お話した共鳴腔が広く維持できたり、結果声色が変わったり、声が出やすかったり……
つまり、発声と表情筋はとっても密接な関係があるのです。
笑顔で歌う
本日のタイトルにも登場した「笑顔」
文字で説明するより実感してもらったほうが早いですね!
試してみましょう!
まず、できれば鏡の前に行って、自分の顔を見ながらやりましょう!
ではまず、真顔のまま、声を出してみましょう。
あ~~~~~~~♪
OK
今の声を覚えておいてくださいね^^
じゃあ次!
はい、笑顔になってください! スマ~~イル~~ (^◇^)
顔はそのままですよ~、そのまま声を出します!
(^◇^) あ~~~~~~~~~~♪
……
OK!
どうでしょうか? ずいぶん響きが違ったと思います。
もし、よくわからなかったという人は、今の声を録音して聴いてみてください。
必ず、真顔と笑顔では声色が変わります。
真顔と笑顔で、同じ歌、同じフレーズを歌ってみてください!
歌は何でもいいですが、悲しい歌じゃないほうがいいです^^
笑顔で悲しい歌は歌いづらいですから^^;
どうぞ~
……
これまた、ずいぶんと音色が変わったと思います。
笑顔は、今ご説明した通りの効果があり、何より、声が明るくなって、聴いていて心地いい声が出やすくなります。
これはとっても使える技術の一つです!
さらにさらに……
高音が出やすくなる?
高音の発声がやりやすくなる場合があります。
それはなぜか……
簡単に言うと、口角が上に上がり、共鳴腔が広く維持され、さらに、息の流れも上に抜けやすくなるためです。
これも、理論より、やってみたほうがわかると思います!
笑顔を作って……声を低いところから高いところに向かってゆっくりと、
あ~~~~~~
と、上げていってみてください。
息が流れやすく、上に抜けていく感じがつかみやすいと思います。
高音発声の練習にもなるし、歌でも使えるわけですね!
今日は、「表情筋」のお話でした。
わかりやすいため、「笑顔」をメインにお話させていただきましたが、
お伝えしたかったのは、
「表情を変えることで、こんなに声色が変わって、声の出やすさまで変わるもの」
という表情筋の大切さです。
つまり、ご紹介した笑顔とは逆に、切ない表情で声を出せば、切なく聞こえる声色になります。
これも一つの技術。
歌う歌詞、曲と表情をシンクロさせると、声までシンクロしてくれるというテクニックです。
あとは……単純な話ですが、楽しい歌は楽しく歌いましょう^^
実は結構いらっしゃるんです。
発声に意識がいきすぎるあまり、楽しい歌を歌うときも眉間にシワがよってつらそうに歌う方^^;
気持ちはわかりますが、これではせっかくの楽しい歌も台無しになってしまいます。
心を開放する意味でも、表情はとっても大事!
ちょっと意識してみてくださいね(^^♪