
本日は実際に質問されたことからご紹介
「歌声って、話し声の延長なんですか?」
この方は、歌声ではなく、話し声に悩みを持って私のもとにいらっしゃいました。
色んなスクールに行かれたようなんですが、納得のいく成果を上げられず、困っているとの事。
で、この質問の真意を伺ったところ、
・前に行っていたスクールで、鍵盤の音に合わせて声を出していた。(ドレミに合わせて、あ~~♪ってやってたみたい。いわゆるスケールですね)
・歌の練習をしているようにしか感じなかった。(改善したいのは歌ではなく日常の話し声)
・その悩みをトレーナーに伝えたところ「歌声は話し声の延長だから、歌声を鍛えれば結果話し声も良くなる」という答えだった。
こういった事があったため、私にこういう質問をしたとのことでした。
なるほど、そういうことなら明確な答えが出せます。
それは……
歌声と話し声
歌声が話し声の延長かと聞かれれば、考え方次第で、「はい」とも「いいえ」とも答えられます。
と、いうのはですね、
・まず歌声も話し声も同じ声帯を使って声を出します。
・そして、その声帯を振動させるためには呼吸が必要です。
この部分で言えば、延長上にはありますね。「はい」の部分です
しかし
・話し声で音符に乗せるような発声は意識しない
・共鳴腔の使い方が違う(少し喉を開けることは必要ですが、歌ほど喉を開けません。)
・そのため、発声をする時の意識やトレーニング方法は歌とは異なる。
こういった部分で言えば、「いいえ」です。
なので、私の考えとしては、話し声のトレーニングをする時と、歌のトレーニングでは、トレーニング方法が異なると思っています。
こういった理由から、私は話し声のトレーニングの時は鍵盤を使いません^^
まとめのQ&A
Q「歌声は話し声の延長ですか?」
A考え方次第では「はい」にも「いいえ」にもなる
Q歌のトレーニングをやれば話し声も良くなりますか?
Aまったく良くならないとは言いませんが(呼吸とか共通部分を鍛える意味で)、
歌のトレーニングより話し声のトレーニングをやったほうが確実に良くなります。
つまり、話し声を鍛えたければ話し声を鍛えるためのボイストレーニングをやりましょう! ということですね^^
あくまで私の考え方ですが、あなたが今話し声で悩んでいて、ボイトレの際、歌のトレーニングをやっているようであれば、
トレーニング方法を変えたほうが良いかもしれません。
トレーナーについている方は、疑問に思ったらなぜこのトレーニングをやるのか聞いてみましょう!
言いづらいとか、思っちゃだめですよ^^
あなたは大事な時間を使って、大事な声鍛えているわけです。
トレーナーとプレイヤーは信頼関係がなければいけませんよ^^