感覚を掴むこと

日はトレーニング中に良くある一コマよりご紹介

例えば高音発声のトレーニング

繰り返し練習して、ふとした瞬間……

「あれ? 今の声すごくいい感じがする( ゚Д゚)!」

しかしもう一回出そうとすると……

「ん? なんか違うぞ? あれ? どうやってだしたんだ(´Д`)?」

こんなこと、体験した事ありませんか?

これは、1人の時だけでなく、レッスン中でもよくありまして、

こうやってみましょう、ああやってみましょうとか私が色々お伝えしているとき、

生徒さんの発声がある瞬間すごーく良い発声になったりします。

それ! その発声をもう一回!

……しかし、もう一回がむずかしい^^;

(レッスンであればそのあといろんなアプローチでその発声が出るようにします)

これはなぜ起こるんでしょうか?

キーワードは「感覚」です

今日はそんな感覚のお話。

 

なぜ同じことができなくなってしまうの?

ずばり言ってしまうと、偶然できたからです^^;

偶然、理想的なブレスの流れになり、喉が開き、共鳴腔を確保でき……

そんな偶然が重なって出た声の場合、同じことをやろうと思ってもなかなか難しいのです。

つまり、その声の出し方を身体が覚えていない……そのため反復できないという事です。

これではせっかく出たのに悔しいですよね?

だからこそ……

 

トレーニングの時はしっかり意識して声を出す

どうやって出したらどんな声が出たのか

この声を出すためには、どうやったのか

これを覚えてしまえば、いつでもその声は出せるという事です。

これはあなたの意識であなたの感覚で良いわけです。

人によって骨格も違うし筋肉量や歯並び、舌の長さなど、同じ人はいないですよね?

なので、発声の際、大部分は一緒だったとしても細かい調整の仕方は人によって違います。

あなたの感覚でつかむことが大切です!

そのためには、なんとなくトレーニングを行うのではなく、しっかり意識をしながら声を出す……そしてその声をだすための感覚を掴むということが大事なのです!

 

まとめ

本日は感覚掴むというお話でした。

実際言う事は簡単ですが、なかなかに難しいことです。

しかし、これがつかめてくると、成長もすごく早くなります。

 

これだけ声に意識して練習するという事は、耳がとっても鍛えられます。

そうなると、自分で出した声を自分で修正できるようにもなります。

つまり、良い声を出すためにどうすればいいかが分かってくるということです!

ぜひ、トレーニングする際は、しっかり自分の身体と声に意識を傾けてやってみてください

トレーニング効果は倍増するはず^^

 

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