
私たちが生活している中で、感情というものは無意識で動いている場合が圧倒的に多いと思います。
そして、相手の感情も無意識のうちに受け取って、それに対するコミュニケーションを取っているかと思いますが……
実は感情には裏側があります! あ、腹黒いとかそういうやつじゃないですよ^^;
表に出てくる感情の裏側には、その人本来の感情が隠れている場合が多いのです。そのため、表に出てくる感情ではなく、この隠れている感情にコミュニケーションを取れれば、ものすごく効果的な
コミュニケーションが取れるのです。
今日はそんな、感情の裏側のお話です。
感情の裏側って?
感情というものは、よく「喜怒哀楽」の4つで表すことがありますが、もの動くおおざっぱに分ければこうなりますが、実際はもっともっと複雑に絡み合っています。
例えばこんな例があったとしましょう
頑張っているのはわかっているけど、いつも失敗してしまう部下に対して……
上司「なんでいつも失敗するんだ!やる気あるのか!」
という上司が部下に対して怒っている職場の場面。結構よくありそうな場面ですよね^^;
こんな時、上司は喜怒哀楽で言えば、「怒」が表面上は見えますよね。実際上司の方も怒っています。
しかし、実はこの裏にも感情は隠れていることが圧倒的に多いのです。
例えばですが、
「いつも頑張っているのはよくわかっているのに、何とかしてあげられないのが悔しい……」
とか、
「期待しているのに……歯がゆくて悲しい……」
とか、裏にはこういった感情が隠れている場合があります。
つまり、表面上「怒っている」としても、感情の裏では悲しみであったり、ほかにもいろいろな感情が動いている場合が多いのです。
感情の裏側とのコミュニケーションって?
このように、感情の裏側に別の感情があるとわかると、相手に対するコミュニケーションが変わってきます。
例えば上の例で、上司に「なんでいつも失敗するんだ!やる気あるのか!」と言われた部下Aさんは、表面上の怒られた部分のみを見てしまうと……
「はい、すみません」(なんだよ!こっちだってミスをしようとしてしてるんじゃないんだよ!) ※()の中は心の声です^^
と、謝りながらも怒りの感情が芽生えてしまいます。
でも、上司の感情の裏側にある気持ちが読み取れたとすれば……
「はい、すみません」(期待してくれてるのはわかるんだよな……もっと気を付けなきゃ!)
と、言うように、部下Aさんの気持ちや反応は180度逆になることもあります。
このように、感情というのは表面だけの物でなく、裏に本当の感情が隠れていることが多いのです。
自分の感情を探ってみよう
本日のお話は少しわかりにくかったかもしれません^^;
わかりにくかった場合は、自分の感情を探ってみるとわかりやすいです。
何かに怒ってしまった後、少し振り返ってみてください。
怒っていってしまった内容とは別の本当の感情が、隠れていることが分かるかもしれませんね^^