
「上咽頭炎」ってご存知でしょうか? もしかしたらあまり病院でも聞かない名称かもしれません。しかし、この「上咽頭炎」が様々な症状を引き起こすと医師もいらっしゃいます。
私は医師ではないので、具体的な根拠等はわかりませんが、私自身、この上咽頭炎があり、治療をしたところ、実感できる成果がありました。
本日は、私と同じような症状で悩まれている方がいらっしゃったら、もしかしたら役に立つかな~、と思い上咽頭炎についてご紹介したいと思います^^
上咽頭ってどこ?
上咽頭というのは、この図の赤い丸の部分、つまり、鼻から行くと鼻の奥の喉に行く部分で、口から行くと喉の上あたり、喉ちんこの裏の部分です。風邪をひいたりすると痛くなったりしますよね? そうその部分のことです。
上咽頭炎って?
上咽頭炎というのは、この上咽頭部分の炎症です。上咽頭の炎症がおこる原因として
・ウイルス感染
・副鼻腔炎
・後鼻漏
このような原因があげられます。
ウイルス感染の場合はこのウイルスを退治できればよいのですが、副鼻腔炎だったり、後鼻漏は厄介です。そして副鼻腔炎や後鼻漏を持っていらっしゃる方は、同時にアレルギー性鼻炎や、鼻中隔湾曲症など一緒にお持ちの方も多いのではないでしょうか?
私は後鼻漏+アレルギー性鼻炎+鼻中隔湾曲症を持っています。こういった原因もあり、長年上咽頭炎があったようで、なかなかに辛い思いをしています^^;
治療は?
実はこの上咽頭炎で最も厄介なところは、治療できる耳鼻科が少ないという事です。上咽頭炎治療は、「Bスポット治療」というものが効果的と言われています。しかし、この上咽頭炎はあまり知れ渡っていないのか、このBスポット治療を行ってくれる耳鼻科自体がすごく少ないんです。
Bスポット治療というものは、先ほどの図である、上咽頭部分に、「鼻の穴と口から器具を入れて、薬を直接塗る」という直接的な、ものです。
……そうです、少し「えっ、きつそう」と思われた方……そのとおり、大正解です!
この治療、時間にすれば数秒で薬をぬって終わりなんですが、結構しんどいです^^; さらにきついのは、この薬、めちゃくちゃしみます。ぬってもらった後、ギャーと叫びたくなるくらい痛いです。薬を朝塗ってもらうと夜まで痛いです。(ただ、炎症が上咽頭にない場合は、この薬を塗ってもしみないらしいです。私は炎症が強いという事なんでしょう泣)
しかし、翌日、翌々日とすご~く調子が良くなります。私の場合、とにかく後鼻漏とそこから来る声がれが悩みなのですが、この治療を行った翌日や翌々日はすごく声も楽に出せて、快適そのものです^^
このように、Bスポット治療というものは、「とってもつらいけどとっても効果が実感できるもの」というように私は思いました。
鼻うがい
私が治療を受けている耳鼻科の先生に鼻うがいについて伺ったところ、効果的だというお話をいただきました。賛否両論があるらしい鼻うがいですが、「上咽頭を直接洗う」という意味で、上咽頭炎には効果的、という事らしいです。
上咽頭は鼻で呼吸した場合、空気が一番最初にぶつかる場所なので、乾燥しやすく、ウイルスもたまりやすい場所です。この部分を洗ってあげることは良いことのようですね^^
まとめ
上咽頭炎が引き起こすと言われている症状は、声がれだけでなく、様々あります。しかし、上咽頭炎治療を行える耳鼻科は少ないので、たまたま近くにあればラッキーですが、そうでない場合遠出をしなけれないけません。
先生の中には、こういった遠くから来る方に向け自分でできる方法等も教えてくださる場合があるようです。
気になった場合は、一度電話して相談してみるのもよいかもしれませんね