高い声がグンと出るようになる筋トレ紹介!発声をして声の筋トレ!

皆さんこんにちは、こんばんは!

本日ご紹介するのは「声を出すための筋肉の鍛え方」

声を出すということを細かくすると、呼吸によって声帯が震え、その振動を共鳴腔によって増大、口、鼻、歯、舌など様々なものを使って調音をして「言葉」へ……と、様々な部分が関係してくるわけですが……

顔や口を動かすためには筋肉が必要ですし、声を出す際の声帯を伸ばしたり閉じたりする行為も筋肉を使います!

そのため、しっかりとした発声にはある程度の筋肉が必要なわけですが……声を出すための筋肉はそれはもう様々あり、普段の発声だけでは鍛えられていない筋肉もあるんです。

今日は、そんな声を出すための筋肉の中から、普段あまり鍛えられていないけども鍛えれば効果絶大な筋肉の筋トレをご紹介します!

鍛えたい筋肉

先ほどもご紹介させていただきましたが、声を出すために働く筋肉はものすごく多いです。

その動きを一つ一つ見ていくと、1冊本ができるほどでしょう。

本日はその中でも、特に高音発声に必要と思われる筋肉を3つ選びました

 

輪状甲状筋

発声、特に歌の発声において頻繁に出てくる筋肉がこの輪状甲状筋です。

ボイトレの知識がおありな方であればご存じの方も多いのではないでしょうか?

この輪状甲状筋は声帯を伸ばす働きがあります。声帯を伸ばす運動は、高い声を出すためには必須です。

イメージとしては、輪ゴムとかを伸ばしてはじくと高い音が出ると思います。声帯も同じ働きをします。輪状甲状筋の働きで声帯が伸ばされ、高い声が出せるようになります。

 

閉鎖筋

閉鎖筋は、外側輪状披裂筋や斜・横披裂筋など、声帯を閉鎖させるために働く筋肉の事を言います。

声が出る際、2つのヒダのようなものが閉じたり開いたりして振動が強くなったり緩やかになったりするのですが、この閉鎖筋は、そんな閉鎖の働きを行うためのものです。

閉鎖がほど良く強くなることで、強くシャープな芯のある声がでたり、緩やかにすることでカドのないやわらかい声を出すことができるようになってきます。

この閉鎖筋も輪状甲状筋と同様、芯のある高音発声には欠かせない筋肉になります。

 

 

甲状舌骨筋

甲状舌骨筋は喉ぼとけの上にあり、この声帯の入った喉ぼとけを上に引き上げる働きをする筋肉です。

声のトーンとしては、この甲状舌骨筋が働くと甲高い声になります。甲高い声と聴くとあまり良いイメージがわかないかもしれませんが、高音発声において、この甲高い声が出にくい場合、自由な発声は難しいかと思われます。

そのため、声を高くする甲状舌骨筋を自由にするトレーニングは必要と言えるでしょう!

 

高音発声を自由にする筋肉を鍛える筋トレ

では、本日の本題です!

高音発声を自由にする3つの筋肉を鍛えるトレーニングは、ずばり「裏声」です。

裏声を数種類発声するだけで、3つの筋肉はばっちり鍛えられていきます。

 

①幽霊になったつもりで「う~~ら~~め~~し~~や~~」

②ミッキーマウスになったつもりで発声

③ゲゲゲの鬼太郎の「目玉のおやじ」になったつもりで発声

 

これだけでOKです!

昔話に出てくるような、「ひゅ~~~どろどろどろ~~」という場面での「うらめしや~」。この発声は声帯を伸ばす筋肉、つまり輪状甲状筋を鍛えるトレーニングになります

ミッキーマウスのような声は、輪状甲状筋+上記ではご紹介をしていない、喉ぼとけを支える筋肉を使う発声になります。

ゲゲゲの鬼太郎の目玉のおやじのような発声は、輪状甲状筋、閉鎖筋、甲状舌骨筋の全てを使う筋肉になります。そのため、この声で発声することで総合的に上記3つが鍛えられています。

 

最初はこんな3つの声を音程などは気にせずただ出してみましょう。

そしてだんだん慣れてきたら、鍵盤に合わせて音程を取りながら出していくとより効果的になります。

 

短い時間でも効果あり

このトレーニングの大切なことは、短い時間でも毎日続けること!

5分くらいの短い時間でも結構です。お風呂に入りながらとか、お掃除をしながらとか、何かをしながらでもOKです!

毎日短い時間でも続けていくことが上達の近道です!

ぜひ試してみてくださいね^^

 

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