滑舌を良くするために絶対に必要なこと!誤解だらけの滑舌練習の罠

こんにちは

ボイストレーナーの早川です!

 

本日は、話し声のボイトレをするうえでお悩みランキング常に上位の「滑舌」についてご紹介したいと思います。

この滑舌ですが、声を大きくしたい、声の響きを出したいという内容より、難しいと思われている方が多いジャンルになります。

なぜなら、ずっと滑舌練習をしてきたのに、全然直らない、とか、なんだか逆に悪くなってきてしまった……という方もいらっしゃるからなんです。

滑舌練習は色んな理由で直し方、改善のためのトレーニングが誤解されています。

頑張って練習しているのに悪化させてしまうなんてとんでもないですよね^^;

色んな罠が潜んでいる滑舌練習

本日は、滑舌練習の罠にはまらないため、絶対に必要なことと、どんな滑舌練習にどんな誤解があるのかをご紹介します!

滑舌練習の常識

滑舌練習って聞くとどんな練習をイメージしますか?

・「あ」「い」「う」というような五十音をしっかりはっきり言う

・早口言葉を早く言えるように何度も読む

・口をしっかり開けてハキハキと話す

・母音の口の開け方をしっかりして声を出していく

もしあなたがこういったイメージを持たれているようでしたら、ぜひ、今この瞬間からこのトレーニングは忘れてください!

こういったトレーニング方法では、滑舌は良くなりません!それだけでなく悪化させてしまう可能性もあります!(偶然良くなる方はたまにいらっしゃいます。この部分もこの後ご紹介します)

 

滑舌練習のイメージは、声優やアナウンサーの養成スクールで、たくさんの人が横並びになって全員でしっかり「あ」「え」「い」「う」…とやっていたり、早口言葉をとにかく頑張ってやったり…

そんな光景が浮かぶ方も多いと思います。

批判を恐れずに言いますと、こういったトレーニングは本当にやめたほうが良いです。

私に滑舌を直したいと声をかけてきてくださる方々の中には、こういった声優養成所に何年も通われていたり、現在進行形で声優養成所に通っている方も多くいらっしゃいます

しかしなかなか滑舌が良くならないとお困りで来られるのです。

どんな練習をしているのか伺うと、先ほどご紹介したような方法がほとんどです……。

そんな方たちに、これからご紹介する内容をお伝えすると、本当に驚かれます!

 

では、こういったトレーニングがなぜいけないのか、どうしたらいいのかをご紹介しますね!

 

滑舌を良くするために絶対に必要なこと

滑舌を良くするために絶対に必要なこと、それはなぜ今滑舌が悪くなってしまっているのか原因を知ることです

冷静に考えていただければすぐにわかるかと思うのですが、滑舌が悪くなってしまうという事は必ずその原因があります。

この部分を知ることが、絶対に必要です。

 

なぜこれが必要かと言いますと、滑舌が悪くなってしまう原因は一つでないからです。

例えばAさん、Bさんのお二人とも「さ行」が上手く言えなかったとしましょう。

しかし、同じ「さ行」でもAさんが言えない原因とBさんが言えない原因は違うことがあるのです。

この場合、原因が違うのですから、改善するためのトレーニングも当然変わってきます。

 

本日お伝えしたい滑舌練習の罠、先ほどの横並びでみんな一緒に大きな声で「あ」「え」「い」……という練習が良くないとお伝えしたい理由がお分かりいただけたでしょうか?

あの練習風景は、練習している感じは出るのですが、実際練習になっているかと言ったら、なっていない場合の方が多いです。

なぜなら、個人個人の滑舌が悪くなっている原因を飛ばして、原因を改善するための練習になっていないからです。

 

逆にあの練習で悪化してしまう方もいます。

それは、口をしっかり開けすぎてしまう事によって滑舌が悪くなってしまっている方たちです(実際にとっても多くいらっしゃいます)。

こういった方々は、滑舌が良くならない原因が口を開けすぎてしまう事なのに、もっとしっかり!という風に練習を行ってしまうので、どんどん悪化していってしまいます。

頑張って練習をしているのにどんどん悪化するなんてすごくやり切れないですよね……

 

滑舌を良くするためには、現在あなたがなぜ滑舌が悪くなってしまっているのかの原因をしっかり知ることが必要です

そして、その原因を改善するためのトレーニングを行うことが、滑舌を改善する最短ルートになります!

 

本日は少し感情的に文章を書いてしまいました^^;

お見苦しい部分がありましたらすみません。

実はそれだけこの滑舌練習の罠にはまってしまって頑張っているのに滑舌が上手くならないと悩まれている方が多いのです。

特に養成スクールに通って高いお金を払っているのにどんどん悪化させられていくなんて、あってはいけないと思ってします。

そんな方々のお話を良く耳にするため、このジャンルは少々私も感情的になってしまいます^^;

 

もしあなたが滑舌でお悩みの場合は、ご自身の滑舌が上手くいかない原因を考えてみてください。

ただ、滑舌が上手くいかない原因ってなかなかわかりにくいかと思います。

実際言葉を作るとき、口の中で職人技ともいえるくらいすごく精密な事をやっているんです

もしご自身で難しいようでしたら、体験レッスンも行っています

お気軽にご相談ください^^

 

 

関連キーワード
話し声の関連記事
  • 個人練習の極意!自分の声、歌を聴く時の注意点&3つのコツ
  • 以外と盲点!?理想の声を出すためにやってほしい日常トレーニング
  • 声量を上げると声がすぐに裏返ってしまう?改善方法と以外なメリット
  • 【初心者】低音?高音?ボイトレはどのトレーニングから始めるべき?
  • 安定した声、響く声・高音を出すために腹筋は鍛えるべきなのか?
  • 頭が真っ白!口が回らない緊張をほぐす、即できるリラックス法
おすすめの記事
歌声って何? 話し声との違いは?
歌を歌うための発声、話し声の発声、この2つの発声方法は似ているようで違うよ、というお話は以前少しだけ触れました。 本日は、歌を歌うときの「歌...