
こんにちは!ボイストレーナーの早川です。
「え?なんですか?」
「え?もう一回言ってもらっていいですか」
などなど、聞き返されることってとっても嫌ですよね…
パッと思いつくのが
・滑舌が悪い
・声が響かない
などなど、滑舌や声量の原因が思いつくと思います。
当然、こういった原因もあるのですが、実はこういった滑舌や声量以外にも、非常に重要なことがあるんです。
本日は、そんな聞き返されてしまう声の特徴と、その直し方についてご紹介します
こちらの内容は動画でもご紹介しています!よろしければ見てみてくださいね!
聞き返される声の特徴は「語尾にあり!」
「語尾」というと、少しわかりにくいかもしれませんが、言葉の最後の方と考えていただいてOKです。
例えば
「明日の予定はなんですか?」
この「なんですか?」あたりの事です。(厳密に言うと「か?」くらいを指すことが多いのですが、大体最後の方、と考えていただいて問題はないです)
この、言葉の最後の方、語尾にある特徴があると、非常に聞き返されやすくなってしまいます。
それは何かというと…
語尾が消えていって(小さくなって)しまうクセ
非常に聞き返されやすくなってしまう特徴とは、
「語尾が消えていってしまう」というクセです。
消えていくというのは、声が語尾に向かって小さくなっていってしまうという事です。
例えば先ほどの
「明日の予定は何ですか?」
と相手に尋ねる際に、このクセが発動すると、
「明日の予定は何ですか?」
と消えていってしまうのです。
語尾というのは相手に伝えるという意味では非常に重要なポイントです。
そのため、滑舌がそこまで悪くなく、言葉の最初の方はしっかり声が出ていても、語尾が消えることで「え?」と聞き返されてしまうことが多くあるのです。
語尾が消えるクセを直す方法
では、このクセはどうしたら直るのでしょうか?
これは、そもそも「なぜ語尾が消えていってしまう話し方になっているのか」という原因を探ることも重要なのですが、これは個人差が非常に大きいので、このあたりは少し飛ばして、取り組んでいただきたい内容をご紹介します。
直す方法、それは「相手に最後まで言葉を投げかける意識を持つ!」という事です。
声は目に見えないものなので、どうしても無意識で出してしまいがちですが、声には方向性というものもあります。
語尾が消えてしまう話し方のクセを持たれている方は、語尾が相手に向かって飛んでいない可能性が非常に強いのです。
なので、意識として、最後の言葉まで、相手に飛ばす意識を持って話してみましょう!
最後の言葉まで相手にプレゼントする意識です。
この意識をしていただくだけで、語尾がどんどん消えなくなっていきます。
まとめ
本日は聞き返されてしまう声の特徴として
「語尾が消えてしまう」という事についてご紹介しました。
現在「聞き返される」という事でお悩みでしたら、ぜひ参考にしていただければと思います!