
こんにちは、ボイストレーナーの早川です。
本日は、年齢と声の関係についてご紹介します。
声のお悩みの1つとして「声が老けた気がする」という方がいらっしゃいます。
この声の老けは、どういうものかというと、若いころはそんな声ではなかったのに、なんだかガラガラ声になっていってしまったり、声が枯れることが多くなったというものです。
これはなんとかできないのか?というお悩みは比較的多い声のお悩みの一つです
本日は、そんな声が老けてしまう原因と、対処方法についてご紹介していきます
※注意
長期的な声がれ、かすれなどは、病院での治療が必要なものが原因になっていることもあります。
本日の内容は、そんな病院で治療が必要なものではないことを前提にした内容です
長期的な声がれなどでお悩みの際は、まず医療機関にご相談をお勧めします
老け声の正体は声帯の痩せ、萎縮、腫れ
声は、声帯(上記の図)が振動をすることで原音が作られます。
しっかりとした振動をするためには、声帯はピタッと閉じた状態で振動します。
しかし、何らかの原因で、この声帯がしっかり締まらない場合は、声がれ、声のかすれなどがでる原因になります。
声帯は非常に細かく振動しています(普通の会話の場合、1秒間に100~250回ほど)
そのため、使い過ぎてケアをしないと、声帯は腫れやすくなってしまいます。
常に拍手をしていると、手は真っ赤に腫れてきますよね?
声帯でもこれと同じことが起こってしまうのです。
また、年齢を重ねると当然ダメージも蓄積していきます、また筋肉が衰えるように声帯も衰えていってしまうのです。
その結果、声帯がやせていってしまったり、固く萎縮していったりします。
このような変化が起こっていき、結果声帯がうまく締まることができなくなり、どんどん声が枯れていってしまったり、かすれていってしまったりする原因になるのです。
対処法は声帯のケア&トレーニング!
人間の身体は、使わなければ衰えていくようにできています。声帯も同じことが言えるのです。
しかし、逆に言えば、しっかりとトレーニングをすることで鍛えることはできるということです
ただし、声帯は非常に繊細なものです。
同時に、しっかりとしたケアも必要になってきます。
トレーニング方法
様々な専門的なトレーニングはあるのでですが、まず第一に必要なことは、「話すこと」です
年齢を重ねると同時に、声をあまり出さなくなってしまう方も多くいらっしゃいます。
また、声が衰え、聞き返されてしまったり、声の衰え自体がストレスになってくると、逆に話さないようにする方もいらっしゃいます。
そうなると、声にとっては逆効果です。
先ほどもご紹介しましたが、人間の身体は使わなければどんどん衰えていきます。
これは声も同じです
声を出すことがストレスに感じ、声を出さないようになってしまうと、さらにどんどん衰えていってしまいます。
そのため、様々なトレーニングを行うことは大切ですが、まずはどんどん人と話す習慣をつけましょう!
どんどん声を出すことで、声も鍛えられていきます
ケア方法
声帯は非常に乾燥がよくないです
そのため、声帯の最大のケア方法は、こまめに水分をとることです
特に乾燥をする冬場は注意が必要です。
また、タバコを吸われる方は要注意!
非常に声帯にはよくない環境がそろってしまいます。
使いすぎずしっかり水分をとる!
これが最大のケア方法になります
いかがでしたでしょうか?
もし現在、声が衰えてきたな、感じられる場合は、参考にしてみてくださいね!