
こんにちは、早川です!
「腹式呼吸だったり、お腹で支えるという話を聞きますが、やっぱり腹筋はしっかり鍛えたほうが良いんでしょうか?」
こういったご質問をよくいただきます。
なので腹筋は毎日しっかりやるべき!と考えられる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
本日はそんな発声と「腹」についてご紹介します
腹筋は鍛えるべき?
腹筋は必ず鍛えるべきかと言われると、実は私はそこまで重要視はしなくてもいいんじゃないかと思います
当然、腹筋はあるに越したことはありませんので、ぶよぶよで腹筋の筋トレが全くできないくらいで構わない!という事ではありませんよ!
ただ、「発声=腹」というのは少し違うと個人的には思っています。
ボイトレでよく出てくる腹式呼吸ですが、これは「腹式」と名前が付いているので、腹の筋肉が一番重要!と思ってしまいがちなのですが、実際はそうでもありません
腹式呼吸は横隔膜を動かして呼吸をする方法です。
そしてその際に一番重要になってくるのが柔軟性、脱力などです
決してお腹の筋肉をガチガチに使って呼吸をすることではありません。
そのため、ガチガチに鍛えられた腹筋が必要か?と問われれば、やはりそうではありませんね^^;
また「腹から声をだせ!」と言われたご経験がある方はいらっしゃるかもしれませんが、この「腹から声を出す」という表現は少し乱暴すぎるかな?と思います^^;
実際に腹からは声を出せませんし、腹を意識しすぎた発声は力みが入りやすいので、結果大きな声が出ても、喉に力みが入りすぎた怒鳴り声のような声になってしまいやすいです。
こんな部分から「発声=腹筋」という事ではないのです。
なので、腹筋を毎日しっかり鍛えたほうが良いですか?というご質問に対しては、「ある程度はあったほうが良いですが優先順位の1位ではないです」というような少しモヤッとしたお答になってしまっています
おすすめは腹筋よりも背筋
このあたりはもしかすると賛否両論がある部分かもしれませんが、私の経験上、腹筋よりも背筋を意識的に使うようにしたほうが、しっかりとした声は出やすいです。
そのため、個人的には背筋の方が大事だと思っています。
「お腹で支える」という表現がありますが、これまた経験上にはなるのですが、お腹でガチっと固めて発声をしようとすると人によっては過剰な力みが入りやすく、結果声も上手く出なくなってしまいます。
そういった場合に、お腹ではなく背筋!特に腰から少し上あたりでグっと支えるイメージを持っていただくと声が非常にきれいに出やすくなります。
実際、腹式呼吸(横隔膜呼吸とも言います)の際に使う横隔膜は腹部よりも背中側の方が下に動くと言われています。
そのため、この背中側で支えることができると、呼吸も安定しやすいのです。
高音発声も背筋を意識すると…
ぜひ、今高音が安定しない、上手く出ない、という方は、背筋を意識して発声をしてみてください
実はこれだけで高音が安定する方もいらっしゃいます
当然、高音発声は背筋が全て!という事ではないので個人差があるのですが、私の経験上お腹を意識して発声したときよりも、背中を意識して発声をしていただいたほうが、高音がしっかりと安定して出せるようになった方が多くいらっしゃいます。
ぜひ、試してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は腹筋と声についてご紹介しました(最終的にはどちらかというと背筋と声になっていましたが^^;)
ぜひ、参考にしていただき、トレーニングをやってみてくださいね!